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樽屋タカシ展
ReJapan! ― 起点の風景 ―
Takashi TARUYA Exhibition "ReJapan! - Landscape of the starting point -" 2012年.5月28日(月)-6月9日(土) 日曜日休廊
15:00〜20:00(最終日〜18:00まで)

 
妖怪・金箔画の樽屋が 今回は、妖怪のテーマから離れ、震災からの『復興』をテーマに日本の伝統色をパールに包んだ"NEO侘・寂の現代風景画"に挑みます。

今回の作品名につけられた一見不可解な英字タイトルは、作品のベースとなっている日本伝統色の呼称です。日本の伝統色と飛行機をパールに包んで、「NEO侘・寂の現代風景画」に挑み、再離陸する日本に希望を託します。


■コンセプト1 < テーマ >
 「復興」という言葉が持つ本来の意味は、単に元の状態へ戻す「復旧」や「復元」とは大きく異なります。その先に存在する、より良い地域社会、心のゆとり、そして理想的な経済産業のあるべき姿を前提として考慮すべきものであり、現時点から経過していく時間の積み重ねの中で、その"答え"が認識されていくものと考えます。
 この"もてなしの国""モノづくりの国"として世界に認識されている日本が、震災という名の底地から再び飛翔しようとする今、経済産業の復興を担い、強い国づくりを進める上で必要な"原動力"を、空高く舞い上がる飛行機に託して表現した「ReJAPAN」。この作品に込められたメッセージは、世界に飛翔する生命力と産業力の源に対するリスペクトなのです。

■コンセプト2 < 技法 >
 今回の作品の背景には、これまで手掛けてきた妖怪・付喪神の「金箔画シリーズ」を踏襲した、「パール画」と作家自身が名付けた新たなる技法への挑戦があります。「パール画」とは、光輝く様々なパールの粒子に、色彩り彩りの染料により染色を施したものを、「パール絵具」として、油絵具やアクリル絵具と同一線上にある絵具の1つとして使うという技法です。
 パールとアクリル、エアブラシと筆の緻密な使い分け、部分ごとに異なる複雑な塗り重ねのテクニックにより、日本の伝統的な絹織物のような膨らみを含んだ滑らかな質感と色艶を実現。絵画の範疇を超えた独自の"佇まい"のある工芸作品に仕上がっています。
 鑑賞角度や日照時間によって変化するパールの濃淡の輝きを、これからの日本の未来に重ね合わせながら、樽屋タカシの「パール画シリーズ」がテイクオフします。

■コンセプト3 < 伝承 >
 日本の伝承画を今に受け継ぐ絵師として、今回樽屋が追求したのは、「日本の伝統色」。
 日本の色名には固有の伝統的な色の名前が数多くあります。どの色も名前を聞くだけで、あるいは、その漢字を見るだけで、不思議とイメージが浮かんできます。美しさの微妙な違いを的確にとらえ楽しむ、日本人の繊細な感覚を、それらの名前から知ることができます。
「薄雲鼠 うすくもねず」「黒橡 くろつるばみ」「錆御納戸 さびおなんど」「銀鼠 ぎんねず」「梅染 うめぞめ」「伽羅色 きゃらいろ」「焦香 こがれこう」「山葵色 わさびいろ」「桑染 くわぞめ」……。
 今回の作品名につけられた一見不可解な英字(「usukumonezu」等)は、実は作品のベースとなっている日本の伝統色の呼称をローマ字で表記したものです。
 伝承画の中の妖怪とコンビニを金箔に包んで現代風景画として生き生きと蘇らせてきた樽屋が、日本の伝統色と飛行機をパールに包んで、「NEO侘・寂の現代風景画」に挑みます。












「usukumonezu」
1303×803×28 mm [M60]
Pearl powder and acrylic on wooden panel


 
「kuroturubami」
1167×1167×30 m [S50]
Pearl powder and acrylic on wooden panel

 
「sabionando」
910×910×30 mm [S30]
Pearl powder and acrylic on wooden panel
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