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■菅間圭子/Keiko KAMMA 'Ready-Made'Phenomena シリーズ
ある日パリの街角で突然脳内に化学変化が起きたように強い衝撃が走り、周りの光景が異様な輝きを持って迫ってきて、そこここにあたかもARTそのものであるかのような'完璧な'構図が見えて仕方ないという体験から始まったシリーズ。
この"化学変化"は、日本という"異文化が押し寄せる浜辺"の中で培ってきた感性と決して無関係ではないだろう。古来よりそれらの異文化はある種の'レディ・メイド'として受容され、変容されてきたのだ。それゆえ私は、オリジナルとコピーあるいはシミュラークルといったことより、間テキスト性といった事柄に最も興味がある。あえていえば、間テキスト性にしか興味がない。そういう思考や感性が、本シリーズの出現を促したのだと思う。

プロフィール

菅間圭子(Keiko KAMMA)
「コンパーセプチュアル」なる新語をつくり本展シリーズを企画。2008年日英プロジェクト「月-The  Moon」(京都 高台寺)、2010年平城遷都1300年祭公式招待展示 「時空 Between time and space」(平城宮跡)、2011年「Agua de Beber」(パフォーマンス作品。新・港村/「ヨコハマトリエンナーレ2011」特別提携プログラム。国際ビデオ・パフォーマンスフェスティバル「Inter Azioni XXIV」/イタリア・サルデーニャ島)など国内外で活動。様々なメディアを使って表現


■大和田 登/Noboru OHWADA 'BLINKS' シリーズ
網膜に映像を投射するシャッターとしての瞬き(BLINKS)。視線の素粒子ともいえる瞬きによってもたらされる情報の差異とその反復を示すことによって、そこに映し出されたものがより明確にperceptualなものになるのではないか。
出品作は私が撮り溜めてきた横浜、横須賀近郊などの、取り残されさびれていく風景を被写体にしたシリーズだが、作品上で過去への視点、すなわち一定量の過ぎ去った時間と、瞬きによる短い時間の経過の両方が交錯している。

プロフィール

大和田 登(Noboru OHWADA)
「BLINKS(瞬き)」のタイトルが示す通り、わずかな左右の視差や時間軸の一瞬のディレイなどを感じさせる組み写真は、コンセプチュアル(conceptua l・概念的)であると同時に充分にパーセプチュアル(perceptual・知覚的)である。2009年Gallery銀座芸術研究所、2010年Art Lab TOKYOで個展。


■SYUTA(三友周太) 'QP in the BOX' シリーズ
自作のピンホールカメラの中に、QP人形を入れて撮影し、時間や場所といった外的要因と、箱の中の静止した時間を同一画面に表現した作品。不変的な箱の中の世界の象徴であるQPの影と、外的要因により変化する箱の外の世界を共存させることで構成したこのシリーズでは、長時間静止したものだけが画像に残るピンホールカメラの特性により、QPは各地を旅して景色の中に影として存在し、殆ど無人の街の中に、唯一存在する者として外的要因による影響を受けずに各地のランドマークの中に立っている。

プロフィール

SYUTA(三友周太)
薬剤師として医薬品の開発に携わる傍ら美術家として制作発表。また社会とアートの関わり合い方をテーマにワークショップを企画運営する。佐藤時啓(東京藝大)と共にバスをカメラオブスクラにするSightseeing Buscamera Projectの運営に携わるほか、さまざまなアートプロジェクトを展開。2010年「音の部屋」(埼玉近代美術館)参加、2011年 Gallarly COEXIST(東京・秋葉原/個展)。


■園田昭彦/Akihiko SONODA 'Document at 300days gallery'
展示作品を撮影した写真は、撮影者の作品になり得るのか? 
作品のコンセプトなども考慮したうえ、頭の中を白紙に戻しその展示を撮影する。撮影者と展示作品の関係性を撮影者側に大きくシフトさせ、現象として作品をとらえる。

★ヨーゼフ・ボイスのポートレイトを撮影したのは写真家の小林正昭氏。ウィスキーメーカーの広告用に依頼されたもの。そこで氏は8×10の大型カメラをドイツに持ち込み撮影。フィルムは通常の30倍の現像液で現像され、超微粒子現像が施された。しかし直後にボイスが他界したため、そのポートレイトはお蔵入りとなってしまい、撮影から実に15年後、小林氏の個展の際に初めて展示されることとなった。

プロフィール

園田昭彦(Akihiko SONODA)
1996年八王子真也とアートユニット「メガトンパンチ」結成。主な個展は2003年Gallery OPA(東京)での「300日画廊での記録」など。グループ展は、1994年コダックフォトサロン(東京)での 「P-VIRUS」、1995年福岡の北九州市立美術館・市民ギャラリーでの「Discover」、2003年パリ・Espace CINKO 「EXPO ROMANESQU」、2009年ザルツブルグミュージアム「ジャパンアートフェスティバル」など。


■森下泰輔/Taisuke MORISHITA
「イスタンブール 借景 エジプト−ギリシア」
「借景」シリーズはもともとが東西のコンセプトを結びつける「統一芸術場理論」から発想したものなので、物理学の「統一場理論」の歴史には共感している。アインシュタインの「一般相対性理論」と「量子力学」は、「重力場」に関し一定の説明がつかなかったために相いれないものだった。仮説ではあるが「超弦理論」により統一が図られている。
東西の芸術上の概念もまた相いれないものだった。「借景」概念を措定することで、これを統一しようと試みている。奈良・京都ではインスタレーションと融合させることで、「借景」をオーソドックスに試みたが、イスタンブールで撮影した作品はさらに進んで「借景」という概念だけで制作したものだ。紀元前5世紀に作られエジプトとギリシアからこの地に移築した2つのモニュメントを重ね合わせている。


プロフィール

森下泰輔(Taisuke MORISHITA)
多彩なメディアを使って表現。80年代には国際ビデオアート展「インフェルメンタル」に選抜され、作品はドイツのメディアアート美術館ZKMに収蔵。'90年代以降ハイパー資本主義、グローバリゼーション等をテーマにバーコードを用いた作品を多く制作。2010年、平城遷都1300年祭公式招待展示「時空 Between time and space」(平城宮跡)参加。個展は、2011年「濃霧 The dense fog」 Art Lab AKIBAなど。




菅間圭子/Keiko KAMMA
上海'12
('Ready-Made'Phenomena シリーズより)
Pigment print / Diasec 2012
585×780mm
ED5
ピグメント・プリント 、フォトアクリル
大和田 登/Noboru OHWADA 鉄塔('BLINKS' シリーズより)
C-print 2001 
(サイズ、ED未定)
SYUTA(三友周太) 
'QP in the BOX@GINZA
C-print 2010
10×8 inch
(ED未定)
園田昭彦/Akihiko SONODA 'Document at 300days gallery'
Gelatin silver monochrome print / Diasec 2003
1000×2400mm
(ED未定)
モノクロ銀塩プリント 、フォトアクリル
森下泰輔/Taisuke MORISHITA
「イスタンブール 借景 エジプト−ギリシア」
Gelatin silver print / Diasec 2011 
(サイズ、ED未定)
銀塩プリント 、フォトアクリル
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